DELF A1とは?
DELF A1レベルでは入門の学習事項を評価します。言語使用のいわゆる「発見の」段階にある初歩のレベルにあたります。この段階の学習者は簡単なやりとりが可能で、自分や、身近な物事について話すことができます。

ヨーロッパ言語共通参照枠では、A1レベルの使用者が以下の言語的課題を達成できるとしています:

理解すること

聞くこと

はっきりとゆっくりと話してもらえれば、自分・家族・身近な具体的なものに関する聞き慣れた語やごく基本的な表現を聞き取れる。

読むこと

例えば、掲示やポスター、カタログの中のよく知っている名前、単語、単純な文を理解できる。

話すこと

やりとり

相手がゆっくり話し、繰り返したり、言い換えたりしてくれて、また自分が言いたいことを表現するのに助け船を出してくれるなら、簡単なやり取りをすることができる。直接必要なことやごく身近な話題についての簡単な質問なら、聞いたり答えたりできる。

表現

どこに住んでいるか、また、知っている人たちについて、簡単な語句や文を使って表現できる。

書くこと

書くこと

休暇中の便りなど、短い簡単な葉書を書くことができる。例えばホテルの宿帳に名前、国籍や住所といった個人のデータを書き込むことができる。


※ヨーロッパ言語共通枠の日本語版については、吉島茂・大橋理枝他(訳・編)『外国語教育II - 外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』(朝日出版社、2004年)をご参照ください。また、インターネット版がhttp://www.soc.nii.ac.jp/jgg/jggla/library/cef_verzeichnis.htmlで閲覧できます。

DELF A1の試験内容

試験の種類:A1

試験時間

得点

聴解
録音された日常生活の事柄に関する3、4つの非常に短いテキストを聞き、設問に答える(聞き取り回数:2回)。

    聞き取り時間:各テキスト最長3分

約20分

25点満点

読解
日常生活の事柄に関する複数のテキストを読み、設問に答える。

30分

25点満点

文書作成

試験は以下の2部で構成される:

    - カードや申請書に記入する
    - 日常生活上の話題について簡単な文(葉書、メッセージ、説明文など)を書く。

30分

25点満点

口頭表現
試験は以下の3部で構成される:
    - 面接官の質問に答える
    - 情報を交換する
    - 状況を設定して会話を展開する

準備10分
面接約5-7分

25点満点


筆記試験時間合計:1時間20分
*100点満点
*合格最低点:100点中50点
*各試験に必要な最低得点:25点中5点

DELF A1試験見本

例 1 :
PDFをダウンロードする:
MP3をダウンロードする: 1 - 2 - 3 - 4


例 2 :
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MP3をダウンロードする: 1 - 2 - 3


例 3 :
PDFをダウンロードする:
MP3をダウンロードする: 1 - 2 - 3

よりよく知るために

まず始めに、<紹介><試験見本>の各ページをよく読み、試験で何が求められているのかを正しく把握しましょう。DELF採点官・審査官研修を受けた教師の下で、あるいはDELF対策用のFLE(外国人のためのフランス語)のテキストを入手して練習してください。こうした書籍は数多く出版されており、図書館や書店で手に入れることができます。

■このサイト上で公開されている試験見本で、問題の指示書きを注意深く読みましょう。必要に応じて辞書を引きながら、設問に使われている語彙に慣れてください。


聴解試験と読解試験

■上の注意書きに従えば、この2つの試験についてはそれほど難しいことはありません。


文書作成試験

問題1は多くの場合、書類に記入する問題です。

■例に出されている書類の記入すべき項目について、辞書を引いて理解してください。いつも同じような項目(姓、名、国籍、住所、等)です。

問題2は多くの場合、絵葉書を書く問題です。この問題は難しくはありません。

■問題の指示書きをよく読んで、求められていることを正確に行うことが大切です。

問題の例をあげます。

Vous êtes en vacances. Vous envoyez une carte postale à un ami en France. Vous lui parlez du temps, de vos activités et vous lui donnez votre date de retour (40 à 50 mots)

「あなたは休暇中です。フランスにいる男の友達に絵葉書を送ります。天候、あなたの活動について語り、あなたの帰宅日を彼に教えます。」(4050)

■この指示書きによると、あなたが絵葉書を書く相手は男の友人であって、女の友人ではありません。

■あなたがすべきことは4つあります。

a.天候について書く

b.あなたの活動について書く

c.帰宅の日を知らせる

d.4050語で書く(減点されないよう遵守すること)

a. b. c. は、このテーマでのあなたの語彙力をテストするため、あなたが行為を表すいくつかの動詞(aller行く, visiter訪れる, manger食べる, rencontrer出会う, )を知っているか、-er動詞のいくつか(aller, manger )の直説法現在の活用形、複合過去形を知っているかを試すため、またC’était (bien) 「(良)かった」, il faisait (beau), 「天気が(良)かった」 j’étais (heureux) 「(嬉し)かった」, il y avait (beaucoup de touristes). 「(沢山の観光客)がいた」などの表現を知っているかを調べるためです。


口頭表現試験

問題は3問出題されます。試験当日、試験問題が渡され、10分間の準備時間があります。パニックに陥ってはいけません。問題は常に語学の授業で行ったことのある類のもの、あなたのレベルに合ったものです。

  • 面接官はまず、あなたに手短な自己紹介をすることを求めます。

  • 次いで、面接官はあなたに単語(名詞の場合が多い)の書かれたカードを渡します。渡されたカードに書かれている語を用いて面接官に質問をします。

例えば、カードにVOITURE()と書いてあれば、次のような質問ができるでしょう。

Vous avez une voiture ? 「車はお持ちですか」または Vous utilisez souvent votre voiture ? 「よく車に

乗りますか」または Quelle est la couleur de votre voiture ?「あなたの車の色は何色ですか」

Vous avez un/une (livre , télévision, voiture) ?「(本、テレビ、車)を持っていますか」のように、いつも同じ動詞を使うのではなく、異なった動詞を用いることをすすめます。

■カードで書かれている単語が何であれ、Comment dit-on (voiture, télévision) en japonais ?「(車、テレビ) を日本語でどう言いますか」のように、いつも同じ文章を用いての質問も避けてください。

  • 最後の問題は、面接官との模擬会話です。このロールプレイの問題では、いくつかの物を買う状況を演じます。面接官はいつも売り手で、受験者は買い手になります。気をつけてください。買い物を終わったときに、面接官が支払うべき金額を言いますので、目の前に置かれた支払い方法を用いて、その金額を払わなくてはいけません。

■金額をよく聞いてください。もしわからなければ、次のように言って、遠慮せずに繰り返してもらってください。Excusez-moi, vous pouvez répéter s’il vous plaît ? 「すみませんが、繰り返してもらえますか。」