DELF A2とは? | DELF A2の試験内容 | DELF A2試験見本 | よりよく知るために
DELF A2とは?
DELF A2レベルでは、A1レベルと同様の射程に立ちながら、社会における行為者とみなされる初歩の使用者の言語能力を評価します。受験者は日常生活に関わる簡単な課題を実行できます。丁寧表現を用いたり、もっとも日常的なやり取りを交わすことができます。

ヨーロッパ言語共通参照枠では、A2レベルの使用者が以下の言語的課題を達成できるとしています:

理解すること

聞くこと

ごく基本的な個人や家族の情報、買い物、近所、仕事などの)直接自分につながりのある領域で最も頻繁に使われる語彙や表現を理解することができる。はっきりとした簡単なメッセージやアナウンスの要点を聞き取れる。

読むこと

ごく簡単な短い文章なら理解できる。広告や内容紹介のパンフレット、メニュー、予定表のようなものの中から日常の具体的に予測がつく情報を取り出せる。簡単で短い個人的な手紙は理解できる。

話すこと

やりとり

単純な日常の仕事の中で、情報の直接のやり取りが必要ならば、身近な話題や活動について話し合いができる。通常は会話を続けていくだけの理解力はないのだが、短いやり取りをすることはできる。

表現

家族、周囲の人々、居住条件、学歴、職歴を簡単な言葉で一連の語句や文を使って説明できる。

書くこと

書くこと

簡単に短いメモやメッセージを書くことができる。短い個人的な手紙なら書くことができる:例えば礼状など。


※ヨーロッパ言語共通枠の日本語版については、吉島茂・大橋理枝他(訳・編)『外国語教育II - 外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠』(朝日出版社、2004年)をご参照ください。また、インターネット版がhttp://wwwsoc.nii.ac.jp/jgg/jggla/library/cef_verzeichnis.htmlで閲覧できます。

DELF A2の試験内容

試験の種類:A2

試験時間

得点

聴解
録音された日常生活の事柄に関する3、4つの短いテキストを聞き、設問に答える(聞き取り回数:2回)。

     聞き取り時間:各テキスト最長5分

約25分

25点満点

読解
日常生活の事柄に関する3、4つの短いテキストを読み、設問に答える。

30分

25点満点

文書作成

2つの短い文書(友人への手紙やメッセージ)を作成する。
- 個人的な出来事や経験を記述する
- 招待状、お礼状、お詫び、依頼、案内、お祝いの手紙などを書く

45分

25点満点

口頭表現
試験は以下の3部で構成される:
    - 面接官の質問に答える
    - 情報を交換する
    - 状況を設定して会話を展開する

準備10分
面接約6-8 分

25点満点


筆記試験時間合計:1時間40分
*100点満点
*合格最低点:100点中50点
*各試験に必要な最低得点:25点中5点

DELF A2試験見本

例 1 :
PDFをダウンロードする:
MP3をダウンロードする:1 - 2 - 3


例 2 :
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例 3 :
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よりよく知るために

まず始めに、<紹介><試験内容><試験見本>の各ページをよく読み、試験で何が求められているのかを正しく把握しましょう。DELF採点官・審査官研修を受けた教師の下で、あるいはDELF対策用のFLE(外国人のためのフランス語)のテキストを入手して練習してください。こうした書籍は数多く出版されており、図書館や書店で手に入れることができます。

■ このサイト上で公開されている試験見本で、問題の指示書きを注意深く読みましょう。必要に応じて辞書を引きながら、設問に使われる語彙に慣れてください。


聴解試験

■ 上の注意書きに従えば、それほど難しいことはありません。


読解試験

■ 問題は4問出題されます。問3は短かめの文章問題です。次のインターネットサイトを活用して、短い文章を読むことに慣れましょう:http://www.lesclesjunior.com/


文書作成試験 

問題は2問出題されます。問1は日常生活に関わる事柄(祝祭日、最近の休暇など)を記述する問題です。問2は自分が受け取ったあるメッセージ(メール、葉書など)に答える問題です。いずれの問題でも、指示書きをよく読んで、求められていることを正確に行うことが大切です。問2の注意書きには例えば以下のようなものがあります(重要な箇所に下線を引いてあります):

« Vous avez reçu cette lettre. Vous répondez à Philippe. Vous le remerciez mais vous ne pouvez pas accepter son invitation. Vous expliquez pourquoi et vous lui proposez autre chose. (60 à 80 mots)

「あなたはこのような手紙を受け取りました。フィリップに返事を書いてください。あなたは彼に感謝していますが、彼の招待を受けることができません。なぜなのか、その理由を説明し、他のことを彼に提案してください。(60~80語)」

■ 指示書きによると、あなたが手紙を書く相手はフィリップで、他の人ではありません。

■ あなたがすべきことは5つあります:

a. フィリップに感謝の気持ちを伝える

b. 招待を受けることができないと言う

c. なぜ招待を受けられないのか説明する

d. 彼に他のことを提案する

e. 60~80語で書く(減点されないよう遵守しましょう)

■ a. b. c. d. はあなたがこれらの能力に関する語彙を身につけているかを試すものです。従って、招待を断る表現、理由を説明する表現(Excuse-moi mais, je ne pourrai pas venir ce jour-là parce que….)、何かを提案する表現(Si tu veux on pourrait…)を見つけねばなりません。


口頭表現試験

問題は3問出題されます。

  • 面接官はまず、あなたに自己紹介と家族やあなたの好きなこと等について話すことを求めます。

  • 続いて面接官は、あなたの習慣や友人、身近な物事、計画、あなたの最近の出来事(旅行など)といったことについて質問します。例:Présentez-moi un(e) de vos ami(e)s ? (あなたのお友達を一人紹介してください) ; Présentez-moi un plat de votre pays (あなたの国の料理を一品紹介してください) ; Racontez-moi un voyage que vous avez fait (あなたがした旅行について話してください)

■ こうした質問は、あなたに話させるためだけではなく、あなたの語彙や言語能力(人物/町/料理を描くことができる、等)、構文の知識(現在/複合過去/半過去/未来)を試すためのものです。そうした準備を怠ってはいけません。

  • 試験当日は、10分の準備時間の間に問3の内容を知り、準備をすることができます。この問題では、状況を設定して面接官と役を演じます。

  • パニックに陥ってはいけません。問題は常に語学のクラスで行ったことのある類のもの、あなたのレベルに合ったものです。

例:Vous devez mettre au point par courrier électronique l’organisation d’une fête. Cette liste peut vous y aider : liste des invités, choix du lieu et de la date, modalités d’invitation, choix des boissons, etc. L’examinateur joue le rôle de l’ami. (あなたは電子メールであるパーティーの準備を調整せねばなりません。このリストがあなたの助けになります:招待客リスト、場所と日付、招待方法、飲み物の選択など。面接官があなたの友人役を演じます。)

■ 求められていることを実行するためには、状況設定に関する指示書きをよく読まねばなりません。

試験会場では、面接官はあなたがどの状況設定を選んだかを尋ねます。その後、ロールプレイが始まります。面接官の質問をよく聞き、シチュエーションを考慮に入れて答えるよう努めてください。

この問題は、いわば演劇のようなものです。面接官の演技に圧倒されてはいけません。面接官はあなたに文脈をよく感じてもらうために、演じているのです!